日本財団 図書館


 

申請者はいかにして適合を証明するかのプランを示すとともに適合・不適合の判定基準を提案すること。
(2)重要なシステム
HIRFの要件を満たさなければならない重要なシステムを選定するために、申請者は各システムの機能に不具合があった場合の影響について分析を行うこと。
(3)適合の確認
試験、解析、モデルの使用、現有システムとの類似性あるいはこれらを組み合わせて適合を証明すること。実際の飛行経験のみでは、HIRF環境を飛行していたとはいえないので、受理はできない。
(4)適合・不適合の判定基準
対象となるシステムが要求されるHIRF環境下で意図した機能が継続して発揮できることが証明できればよい。許容基準から外れた場合でも個々の場合についてそれぞれ個別に評価して適合を与えることもできる。
(5)試験方法・手順
RTCADO-160C20章に試験方法が示されており、適用可能である。
ピーク・レベル検知機を用いて試験を行う機器での電界強度を監視する。試験電波は無変調波及び変調波で行う。変調周波数については個々のシステムで最も影響が有りそうな周波数・波形を選択すること。10KHz〜10MHZの間では周波数が10倍(例えば1OKHz〜100KHz)になる毎に最低25点の周波数で試験すること。10MHz〜1GHzでは周波数が10倍になる毎に180点の周波数で試験を行うこと。
(6)データの提出
HIRF適合基準を満足していることを示す実施報告書を提出する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION